最近白髪が目立つようになってきた、という声をよく聞きます。
白髪は見た目に分かりやすい髪のトラブルの一つですのでみなさん気になりますよね。
まず押さえておきたいのは、髪の毛は元々白いものであるということ。
黒い髪が白くなっていくわけではなく、もともと黒く見せていたものの働きが弱まって本来の無色の状態になっていくという事なんですね。
マイクロスコープなどで拡大してみていくと、白髪の部分は透明に透き通って見えます。
髪の毛を黒く見せる色素細胞の事を「メラノサイト」と言います。白髪はこのメラノサイトの働きが鈍くなることにより起こります。
ここで注目したいのが、「チロシナーゼ」という酵素。
メラニン色素を作り出す細胞・メラノサイトがメラニン色素を作りますが、
この時にチロシナーゼが必要になってきます。
白髪予防に必要な栄養素を考えていきます。
●チロシナーゼの働きを活発にさせる栄養素として、『銅』が挙げられます。銅は体の中では作ることができない成分なので、食事から摂るようにしなければいけません。主に含まれているのは、、、
大豆や納豆などの豆類、ゴボウや、パセリなどの野菜類、お蕎麦や玄米などにもよく入っています。
●メラニン色素の原料になる『チロシン』。
もともとチーズから発見されたものですが、乳製品にはよく含まれています。
チーズ類や乳製品、カツオやマグロなどの魚類、果物ならアボカドにも含まれます。
●細胞の代謝を促進する『ヨード(ヨウ素)』。
ヨードですが、白髪予防の栄養素として有名です。
昆布やひじきなどの海藻類にはヨードが豊富です。
メラノサイトの働きを助け、活発になるようにしてくれる栄養です。
この3つが白髪予防のカギになりますが、併せて摂ることで相乗効果も期待されます。
血行不良も白髪の原因の一つと言われていますので、身体の冷えやすいこれからの季節はマッサージも特に大切。
ヘッドスパによるリラクゼーションもストレスの緩和に効果的です。