こんにちわ、ヘッドスパ専門店リッツ渋谷です。
東洋医学の経絡は、身体全体に走っているエネルギーラインととらえることができます。
そしてツボはその線上に位置する点であり、それぞれに様々な効能を持っています。
患部の位置とツボの位置は必ずしも近い位置にあるわけではなく、肩こりのに効くツボが手や足、頭にも存在しています。
現代人とは切っても切れない肩こりの悩みですが、今日はツボ刺激や生活習慣の観点から対処法を見てみましょう。
◎相火と君火
ツボには無意識化での動きに関わる相火(そうか)と意識的な動きに関わる君火(くんか)の2種類があります。
相火は休息時や姿勢の維持に働く筋肉の機能を助け、反対に君火は日中の活発な筋肉の動きを助けています。
今回注目したいのは相火のツボ。
というのも、現代人には無意識下での姿勢筋の肩こりが多いので相火のツボ押しによるアプローチが有効になってくるからです。
例えばこちらは足の少陽胆経に属する『上関(じょうかん)』というツボです。
目じりの後ろ側に頬骨弓という骨のくぼみがありますが、その上側に位置しています。
耳より少し前側、骨の上側に沿って指でさわってみると少しくぼんでいるのが分かると思います。
指で押してみるとジワ―ッと効いてきます。
ストレスから来る肩こりに効果的で、右側はイライラしたときに左側は気持ちが落ち込んだときに押すと良いと言われています。
今は上関という名前で呼ばれていますが、本によっては『客主人』と書かれている場合もあります。
上関の下には下関というツボもあり、この2つが客と主人のように相対している所から昔はこのような名前で呼ばれていたようです。
身体のツボの指圧は親指でするのが一般的ですが、このように顔にあるツボは人差し指で
ピンポイントに押す方が刺激しやすかったりします。
自分でも押しやすい位置ですので、疲れた時などにやってみて下さい☆