漢方や東洋医学の世界では、強い湿気のことを『湿邪(しつじゃ)』と言い、
病気を引き起こす一つの要因と言われています。
そもそも東洋医学では、
人間の体を「気(エネルギー)」「血(血液)」「水(体液)」という3つの要素で構成されていると考えられています。
この3つの要素に不調を起こします。
それでは身体と湿気の関係について見ていきましょう。
日本の気候では5月の終わりから6月にかけて大気中の湿度が高くなります。
本格的に梅雨になると湿気が体にも影響を与えるようになります。
梅雨時に何となく息苦しさを感じたり、身体が重苦しく感じるのはこのためです。
湿邪はまず皮膚から入って、筋肉や関節、胃腸や膀胱にも影響すると言われています。
身体の湿度が高くなると、皮膚の代謝機能がうまく働かず、ジュクジュクした湿疹などができやすくなります。
湿邪が筋肉・関節に影響すると身体が重く、だるくなり、胃腸に影響するとお腹にガスがたまりやすくなります。
<梅雨の時期の健康管理として>
☆余分な水分をとりのぞくこと
利尿作用や発汗作用のあるハトムギ、ショウガ、長ネギなどの食材がこの時期に適しています。
☆温度・湿度管理をし、リラックスできる時間をつくること
ヘッドスパでは、頭はもちろん経絡の流れを意識したマッサージで首や肩の方までほぐしていきます。
室内も温度や湿度が快適に保てるよう気を配っています。
落ち着いた空間でリラックスすることがストレスや倦怠感の解消につながりますので、
一度なさってみて下さい。