『春の沈丁花』『夏のクチナシ』に並ぶ三大香木の1つ『秋の金木犀』。
秋の季節になると香水やハンドクリームなどをよく見かけますよね。
金木犀の効果効能について。
金木犀の開花は9月下旬から10月上旬。
まさに今見頃を迎えています。
金木犀は鮮やかな橙色の花を咲かせます。
そこから金色が連想され、
樹皮が動物の犀(サイ)に
似ているところから
金木犀という漢字が当てられました。
金木犀の花言葉は
『謙虚』『気高い人』『真実』。
花の控えめな様子や花が散る様子を表した言葉です。

原産国は中国で江戸時代に日本に伝わったとされています。
原産国中国では、桂花(けいか)と呼ばれ漢方薬やお茶として利用されていました。
香りが強いことから日本では芳香剤として使用されてきました。
漢方として使用されていたことから
中医学の観点からも効果効能があります。
<中医学的効果>
・身体を温める・・・温性の特性を持ち、冷えを緩和させる効果が期待できます
・気の巡りを改善・・・気の巡りを改善し、胃や腸をサポートする効果が期待できます。
・肺機能の改善・・・咳の抑制、肺機能を改善させる効果が期待できます。
香り成分にリナロールという成分があり、疲労回復させる効果など香り成分にも様々な効果が期待されます。
<香りによる効果効能>
・リラックス作用・・・緊張やイライラを鎮め心身をリラックスさせる作用が期待できます。
・安眠効果・・・心を落ち着かせ深い眠りをサポートし安眠を促す効果が期待されます。
・抗酸化、抗炎症作用・・・体内の酸化を防ぎ、粘膜などの炎症を抑える作用があるとされています。
・疲労回復効果・・・香り成分の1つ『シス3ヘキセノール(青葉アルコール)』には疲労回復効果が期待されています。
※青葉アルコールとは新緑の若葉のような香料のこと
アロマオイルでリラックスしたり、
乾燥させた花をお茶として楽しむことができます。
抗酸化作用もある為アンチエイジングとして活用するのも良いかもしれません。
金木犀の香りでリラックスとアンチエイジングをしながら秋の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
