枕などを選ぶ時に『寝姿勢』という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
文字通り寝るときの姿勢のことなんですが、人により楽な体勢は様々ですよね。
大体が仰向けやうつぶせ、左向きか右向きかの4種類くらいになると思いますが、寝ている間にも寝返りを打ちますので、起きた時に体勢が変わっている方の方が多いはずです。
どんな方でも大体数十回くらいは寝返りを打っていると言われています。
☆仰向け・・・自然と睡眠時の呼吸も深くなり、寝返りもうちやすいので比較的自然な寝姿勢です。
意識して仰向けになってみると自然と背骨が伸びる感覚があると思います。
(この感覚が出る人ほど普段は背骨が曲がってしまっているともいえます。)
ここで注意したいのが枕の高さ。
仰向けで寝ていても枕が高すぎてしまうと自然と背骨に負担がかかってしまいますよね。
仰向けは血液が自然に循環しやすい姿勢でもあります。
ヘッドスパの最中は仰向けで施術を受けて頂きますが、リラックスできるのはこの姿勢によるものもあります。
☆うつぶせ・・・枕を抱きかかえるような形でうつぶせ寝の状態が心地よいという方もいらっしゃいます。しかし、長時間この姿勢が続くと枕により首が反り返ったり、あごにも負担がかかるので顎関節症や歯並びにも影響してくると言われています。
☆横向き・・・結構多いのが右または左に身体を傾けて寝ている状態です。寝る体勢になってから本を読んだりスマートフォンの画面を見る習慣がある方は、大体この体勢になっているのではないでしょうか。就寝前はできるだけ画面の光を見すぎない方が良いので、眠りに入る前は一度意識してリラックスできる姿勢になるように心がけてみましょう。
肘を枕にするような姿勢や、手や足の位置が不自然な状態になっていると、血流が悪くなったり、手や足にしびれが来たりすることがあります。
身体の歪みにもつながりますので、やはり自分に合った高さの枕を選ぶなどの工夫も大切です。
普段なかなか疲れがとれづらい方は、睡眠時の寝具選びや姿勢を見直してみるのもいいかもしれません。
快適な睡眠で心地よい朝を迎えられるようにしましょう