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育毛促進/ リッツ渋谷/ 2023-12-17

AGA(男性型脱毛症)対策 5αリダクターゼ・1型と2型について

AGA(男性型脱毛症)男性ホルモンの影響で頭頂部や生え際が産毛化し薄毛につながる、というものですが、この頃ではFAGAと言って女性でもこの症状が出てくる方が増えています。


 


AGAは男性ホルモン(テストステロン)が、還元酵素である5αリダクターゼと結合することによりジヒドロテストステロン(DHT)に変化することによって起こります。DHTは『脱毛ホルモン』とも呼ばれ、毛乳頭にある男性ホルモン受容体と結合し、脱毛因子であるTGF-βを増やしていきます。これにより、「髪の毛が抜けるように」指令が出されて脱毛につながっていきます


 


AGAは、プロペシアなどの飲み薬による対策(男性専用)、育毛剤など外側から栄養補給や血行促進を行う対策などが一般的に行われていますが、そもそも内的な要因として5αリダクターゼという酵素が大きく関連しています。


 


還元酵素5αリダクターゼ。1型と2型の違いについて見てみましょう。


存在する部位についての違い


1型5αリダクターゼ・・・後頭部や側頭部の皮脂腺(脂分を分泌する器官)に多く分布している。


2型5αリダクターゼ・・・頭頂部や前頭部の毛乳頭(髪の毛の成長を促す部分)に多く分布している。


 



 


▲髪の毛の断面図です。根元の方にある毛乳頭は毛細血管ともつながり、髪の毛をつくるうえで大切な場所です。


主に影響が出るのは頭頂部と生え際で大きく影響しているのは2型5αリダクターゼです。


 


近年ではDHT生成の影響は2型の方がより強いと言われ、こちらへの対処法が重要とされています。


例えば内服薬では、最初にあげたプロペシアが有名ですが、これは2型5αリダクターゼのみを抑制するお薬です。この他に1型と2型の両方を抑制するザガーロという治療薬も出ています。


さらに、2型5αリダクターゼを抑制する成分としてノコギリヤシアロエのエキスも有名ですが、ノコギリヤシはサプリメントとしてよく使われています。


※薬による治療は副作用を伴う場合もありますので、遺伝子検査などにより、AGAの影響をどれだけ受けやすいかチェックすることもおすすめしますが、育毛剤により外側から対処していく方法もあります。

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