整骨院などでよく「頭熱足寒」という言葉を聞きます。
これは頭に熱がこもっていて、足元が冷えている状態。
自律神経の調子が悪く、頭痛や吐き気、めまいなどがたびたび起こる人はこの頭熱足寒になっていることが多いです。
頭が熱くて体が冷えていると、内臓の働きが弱まるので、人間の身体は内臓の温度を上げるために手や足の熱を内蔵の方へ送ろうとします。
それにより手足が冷え、さらにそれでも内臓が温まらないと頭部からの指令が頻繁に行くようになり、結果的に頭の方が疲れてきて熱が出るという仕組みです。
感覚としては「のぼせ」ている状態が続いている感じになります。
<のぼせの解消には・・・>
☆塩分や高カロリーなものを控える
血圧にも関わってきますので、食生活を野菜類、魚などを中心にすることで体の中から予防・改善することが大切です。
塩分の摂りすぎに効くカリウムも摂取すると良いので、これが多く含まれる海藻類なども摂れると良いですね。
☆頭や顔を冷やす
一時的なのぼせには冷たいタオルなどを当てて物理的に頭や顔を冷やすのも良い方法です。
めまいなどの症状も併発しているときは無理せずなるべく安静にしているようにしましょう。
理想的なのは頭熱足寒の逆、頭寒足熱の状態に近づけていくことです。
頭を冷やしたところで体温までどんどん下がってしまうわけではないので、多少の寒さを感じても頭は冷やして大丈夫です。
頭を冷やすことで脳の血管の収縮を促す効果があり、血管が膨張するのを防いで頭痛などの症状を和らげることもできます。