当たり前に毎日している洗髪。
洗髪の歴史を深掘りしていきましょう。
元々『洗う』という行為には、穢れを祓う為、禊として行われてきました。
平安時代の女性たちに洗髪の文化が広まりました。
当時は、髪の長さが女性の美しさとされており、長いがゆえに現代のように毎日洗うにはひと苦労。
※特に貴族の女性たちの中では垂髪(すいはつ)という髪型のスタイルが支流でした。

そのため髪を洗うのは1年1~2回、特別な催し物があるときのみでした。
普段は、櫛で梳いて手入れをしていたそうです。
特に貴族や皇族の女性が髪を洗うときはとても長い為、1日がかりで侍女たちが洗髪をしていたそうです。
☆当時のシャンプー剤は?
現代のようなシャンプー剤はなく、当時はお米のとぎ汁(ゆする)や植物の灰を溶かした灰汁、小豆の粉など
を使っていました。
※ゆするとはお米のとぎ汁やもち米を蒸した強飯の湯の言葉です。
※灰汁(あく)・・・主に植物を焼いた灰を水に浸して得られる上澄み液のこと。
強いアルカリ性を持ち、石鹸や合成洗剤が普及する以前の重要な洗浄剤として、広く利用されていました
お米には、ビタミンB群、亜鉛、セラミドやビタミンE、でんぷんなど
頭皮や髪の毛、お肌に必要な栄養素がとっても豊富なんです。
美容効果もある為、洗顔料としてもとぎ汁は使用されていました。
髪のキューティクルを修復し乾燥から守り、血行促進を促し髪の毛と頭皮へ栄養を運ぶサポートや
薄毛・抜毛予防にもなります。
お米のとぎ汁は当時の美容製品だったんですね。

